一月に読んだ本まとめ

東京奇譚集 (新潮文庫)東京奇譚集 (新潮文庫)
読了日:1月6日 著者:村上 春樹

短篇集。サクッと読めました。どこであれそれが見つかりそうな場所で、だけ幕切れが少し気になる感じ。でも数遊びは面白かった。品川猿が一番のお気に入りです。憎めない変な生物、ってのが好きなのかもしれない。伊坂作品読んでてもよく思うことです。


陽だまりの彼女 (新潮文庫)陽だまりの彼女 (新潮文庫)感想
読了日:1月8日 著者:越谷 オサム

一日で読んでしまいました。終始どこか不安にさせられる雰囲気があります。オチを読んで納得。恋愛物としてはお互い好きになった理由とかの説得力に欠けるかも。面白かったけど再読はしなさそう。

  


新世界より(上) (講談社文庫)新世界より(上) (講談社文庫)
読了日:1月12日 著者:貴志 祐介

ずっと気になってました。超能力が使える未来の日本。ディストピア色が強く、能力バトルというよりは世界の謎を解き明かしていく物語。一章だけは背景説明が多く退屈。かなり緻密に構想された世界設定でどんどん引き込まれていきました。ラストがすごく気になる終わり方ですぐ中巻を買いに走った記憶が。

 

新世界より(中) (講談社文庫)新世界より(中) (講談社文庫)
読了日:1月14日 著者:貴志 祐介

怒涛の展開ですね。終始どこか破滅の予兆が漂ってて読み進めるのが怖い。これも一日で読んでしまいました。

 

 


図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)
読了日:1月15日 著者:有川 浩

ちょっと時間が空いてしまいましたが危機読み終えました。今作はうーんって感じだったかもしれない。茨城県展が少しだれてしまった感。堂上さんと郁、こっちが照れてしまうアレなのは相変わらず。玄田さん株がうなぎ登りしました。そして稲嶺さん。有川さんの作品はどのキャラも素晴らしい魅力があって好きです。


新世界より(下) (講談社文庫)新世界より(下) (講談社文庫)
読了日:1月17日 著者:貴志 祐介

またも怒涛の展開。この巻読んでるとアニメは観たいけど観たくないなあ、って気持ちになります。バケネズミに関してはあーやっぱりね、って感じですが、非常に明確かつ強烈なメッセージ性残したまま物語が終わって最初から最後まで楽しめました。こんなにハマったのは久々かも。でもアニメはやっぱり観ません。


ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)感想

読了日:1月24日 著者:伊藤 計劃

ユートピアを理詰めしてしまうとディストピアになってしまうのは何とも皮肉。新世界より読んだ後なのでスピード感に物足りなさを感じました、作風的に仕方ないと思いますが。非常に考えさせる終わり方で圧倒されます。



テスト控えてたわりには結構読んでしまいました。圧倒的財政難により今月は音ゲーと本を天秤にかける辛い日々が続きそうです。